月夜が明ける
【展覧会のお礼】
2020 exhibition @月光荘
『しぜんなふしぜんいったんむすび』
春めいた青空の広がった日
搬出を終えた翌日、ホッとしながら大荷物で下車した
新幹線のホームで大きな声が聞こえました
ハッとして顔を上げると７人くらいのがっしりした男の子たちが
笑いながら握手をしたりハグをしている光景が目に入りました。
照れ臭そうに門出を応援する声と
目を潤ませて「体に気をつけて、またな！」と言いながら
くしゃっと笑う顔をみていたら、
なんだかもう
もらい泣きしそうになるのを必死で耐えて
心でエールを送りながら横を通り過ぎました。
旅立ちの季節
辛いニュースも続くけど季節は勝手に進んでいって
置いてけぼりにされないように
私もちゃんと顔を上げて凛として過ごしたいと
ひっそりその彼らに誓いました。
知らないうちにこうして誰かが誰かに
エールを送って過ごしているんですね。
3月15日月光荘 月のはなれと画室１にて
無事に二週間の展示を終えました。
ご案内がうまくいかずに反省点はたくさん残りましたが
久しぶりの東京での展示会には
懐かしいお顔や嬉しいお声がたくさん届いて
このような時期にお越しいただいた皆様には感謝しかございません。
言葉の刺繍もたくさんの方にご興味をお持ちいただき
またワンポイントのイベントも
みなさまのリクエストが回を増すごとに面白くなっていて
在廊時は楽しくてたまらない時間となりました。
お会いできなかった皆様も
遠くで応援してくださった皆様も
支えてくださった全ての皆様に心から感謝を込めて。
本当にありがとうございました。
息つく間もなく
次の展示会がスタートいたします。
新しいことを始めるのにはやっぱり勇気もいるけれど
「どんなyacmiiになっていくのかワクワクしているよ」
とエールをくださった皆様の気持ちに少しでも応えられるように
これからも楽しく細く長く製作を続けてまいりますので
温かく見守っていただけますと幸いです。
しぜんなふしぜん
これにて
いったんむすび！
たくさんの愛と感謝を込めて。
2020.3.17 yacmii